みなとみらいを代表するスポットのひとつ「横浜赤レンガ倉庫」。海沿いに出るとベイブリッジが見え、海風と広々とした景色はとても心地よいもの。
その赤レンガ倉庫がある一帯の赤レンガパーク付近には、もうひとつ面白い施設がある。
パーク周辺をよく見ながら歩かないと見当たらない奥まったところに「海上保安資料館横浜館」の文字の建物。海沿いに赤レンガ倉庫からMARINE & WALK YOKOHAMA(マリン アンド ウォーク ヨコハマ)へ行く途中にある。
『北朝鮮工作船展示』とも書かれているが、外からではどうなっているのか分からず、そもそも入ってよいものかどうかも不安になるような雰囲気。この施設には一体何があるのか、気になったので行ってみた。
扉を開けて入るととても縦に長い建物だというのが分かる。入場は無料ということでまずはひと安心。
そのまま進むとボロボロになった大きい船が展示されている。これが資料館入口の上に書かれた『北朝鮮工作船展示』ということで、建物内のほとんどがこの工作船のスペースになっている。
他にも押収された武器も展示されていたが、やはり工作船のインパクトのほうが遥かに大きい。しかも、工作船は360度ぐるりと一周見ることができ、さらには上部から内部まで見ることができるから、ある意味レアな体験ができる。
そして、順路の最後にはショップまでも!ただ展示しているだけではなく、グッズ販売まで行われていて、しっかりしたミュージアムの構造となっていた。
入る前はすぐ出てくるだろうと思っていたが、なんだかんだで長いこと鑑賞を楽しむことができた。
工作船というとテレビやネットの映像でしか見ていなかったが、やはり本物は迫力がある。細かい部分まで見ることができたから、この手の路線が好きな人にとってはたまらない資料館となるはず。
そして何といっても、無料で見学ができるところは大きいポイント。赤レンガ倉庫に訪れた時に、ちょっとしたスキマ時間としても利用ができる。
さらに、行列ができるほどでもないので、この立地でスムーズに楽しめる珍しい穴場スポット的な存在でもある。
みなとみらい周辺に遊びに行った際、無料でどこか面白い施設は無いかなと困ったときは、選択肢の一つとして訪れてみてはいかがだろうか。
※情報は2023年5月時点の内容になります。詳細は公式サイトにてご確認ください。
施設名 | 海上保安資料館横浜館 |
住所 | 神奈川県横浜市中区新港1-2-1(赤レンガパーク隣) |
アクセス | JR桜木町駅から汽車道経由 徒歩17分 みなとみらい線 馬車道駅または日本大通り駅 徒歩8分 ※所要時間は目安 |
開館時間 | 10:00~17:00(閉館30分前に受付終了) 休館日:月曜日(休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日から1月3日まで) ※臨時閉館することがあります |
入場料 | 無料 |
公式サイト | 海上保安資料館横浜館 |